歯みがきをちゃんとしてこなかった人は虫歯でボロボロになってしまい、何本か差し歯になっていたりしますよね。
他にも、少し欠けていたり年齢や食事が原因の汚れが目立つ、歯並びががたがたで見栄えが悪いなどの理由でかぶせ物をする人がいます。
かぶせ物の素材は保険がきくプラスチックや、金属なども用いられます。
でもアレルギー体質の人は常に体が金属のかぶせ物に触れる状態が続くと、金属イオンが溶け出して金属アレルギーになる可能性があります。
すでに金属アレルギーになっている人からは当然選択肢から外れるでしょう。
それではプラスチックがいいかというと、保険が効いて安い分、ステインなどの色が簡単についてしまうことが多いんです。
どちらにしても汚れてしまうなら治療の効果がありませんよね。
これらのデメリットを解消してくれるのが、陶器で作られているセラミックです。
セラミック

一切金属を使っていないのでアレルギーになる危険性がないうえに、プラスチックのように変色する恐れがありません。
一本で10万円近くかかってしまうことはネックでしたが、最近は技術料を一律価格に抑えたり、一本当たりの料金をリーズナブルにするクリニックも増えています。
職人が作ったセラミックの方が精巧で、色も細かい違いを出すことができますが、セレックのように3D光学カメラでスキャンして製作する方法で安価に提供することも可能になってきています。
クリニックで治療を受ければしばらくの間は美しい歯並びと輝くような白さを保つことができます。
もしコーヒーや紅茶などで変色してしまったとしても、クリーニングをすることで白さを保てます。
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングをするより、効果が高くて長持ちする方法がいい場合にうってつけですね。
セラミックの寿命はしばらく続くとは言いますが、具体的にはどれくらいの期間なのでしょうか。
カウンセリングなどでは、医師が患者さんに大体10年が目安だと説明することが多いようです。
ジルコニアなどの次に長持ちするんですね。
寿命
そうなると高額のセラミックを10年おきに作り直さないといけないということになります。
でも、実際には毎日自分の口腔内に気を配ることで20年近く同じもので過ごしている人も大勢います。
20年というと、保険が適用される素材よりも長持ちすることが分かりますよね。
少しでも長い期間同じセラミックで過ごしたいならどうしたらいいのでしょうか。
陶器でできているのでなるべく余計な負荷を与えないようにすることも重要な意味を持っています。
食いしばるような動作は禁物です。
陶器でできている部分が割れないように配慮することが寿命を延ばすことに繋がります。
今までよりも強度が高くなったセラミック

最近は改良が進んでいるので、今までよりも強度が高くなったのでより強い物理刺激に耐えられるようになりました。
眠っている最中に与えてしまう不可については、口の中にマウスピースを挿入することで防ぐことが可能です。
素材の寿命を延ばすだけではなく、顎関節症などの対策にもなるのでメリットも多いですし、マウスピースを作成してほしいなら医師に相談してみましょう。
いくら頑丈でも外見が劣化するという意味で寿命を迎えては意味がありませんが、長い時間で付着してくる汚れに関しては、クリーニングと日々のブラッシングで十分カバーできます。
加齢で歯茎が痩せる症状が現れる人も多いですが、そうなるとセラミックの土台との境界線に変化が生じます。
この症状があまりにも深刻だと、新しいものに作りかえた方がいい場合があるので要注意です。
作りかえるべきか現状維持でも大丈夫かは医師が判断してくれます。
もし別の物を作る場合は他の素材に変えることも可能です。